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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

“辞めジャニ”の前途洋々な旅立ちとは対照的…旧ジャニーズ所属タレント「生き残りの条件」

公開日: 更新日:

 実際、俳優の実力は折り紙付き。「どうする家康」で演じた織田信長役。主演の松本潤を食う演技で貫禄を示していた。独立するほうが仕事を選べて得策でもある。

 逆に慌てていたのが“A.B.C-Z”の河合郁人。12月21日をもってグループを脱退。退所せずタレントを続ける。レギュラーを務める「ゴゴスマ」で退所しない理由を「辞めるのは逃げるみたいで」と語った。今のジャニーズを辞めるのは、くだんの白波瀬氏のような幹部なら「逃げた」とバッシングもされようが、タレントはあくまで被害者で、退所することは正しい選択だ。ビッグモーターの社員が辞めて「逃げた」と非難はされないように。

 35歳の河合は「40歳までに自分の冠番組を持ちたい」と将来の目標を語った。バラエティーの司会は芸人の領域。顔が似ている“フットボールアワー”の後藤輝基にはまだかなわない。ハードルは高いうえ、旧ジャニーズのように力技で仕事をとってもらうのは難しい状況。2人の退所予定者は対照的だ。これも性加害が生んだ側面である。

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