山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない
シンガー・ソングライターの山崎まさよし(51)が10月21日に茨城・水戸のホールで開催したコンサートで物議を醸した。
約2時間半の公演中に8曲しか歌わず、ほとんどしゃべるだけ。「歌って」という客席のファンの声に「歌うのって、しんどいんですよ」と返したことで猛批判された。
結局、その日のコンサートチケットは希望者には払い戻しとなっている。そもそも彼のコンサートツアーは10月9日に神奈川公演からスタートし、その公演では16曲とアンコール曲を歌ったそうだ。騒動後の11月2日の名古屋公演でも18曲を熱唱している。冒頭では「ご心配をおかけしました」と“お詫び”の挨拶までしたそうだ。
この騒動とその後の批判を耳にして、僕が思ったのは「山崎まさよしさんよ、修行が足りんよなぁ」だった。彼がファンを掌握しきれていないことが問題の根本だろう。
思い出すのは2018年の沢田研二(75)。病気でも事故でもないのにコンサート当日の、しかも公演直前にキャンセルして大騒ぎされた“事件”だ。「ファンに対し不誠実」と当時のマスコミはこぞって批判を展開したものだが、僕が取材した多くのファンからはなぜか文句が出てこない。