役所広司が長崎県諫早市から市民栄誉賞授与 仕事の“後ろ盾”は変わらぬ謙虚さと20億円の総資産
■役人から超一流俳優へ
役所広司との芸名について、名付け親の仲代はこう言っている。役所が千代田区役所土木課に勤務していたからというのがひとつ。
「もうひとつありましてね。役どころ広し、と。広い役を演じられる、大きな役者になってくれ、と」
師匠の仲代は90歳の現在も現役で、この秋も無名塾公演「等伯-反骨の画聖-」の演出を手掛け、カーテンコールで意気軒高な姿を観客に見せている。
こうした師匠の背中、絆も役所にはやる気の源泉になっているのだろう。