平野レミは今、テレビで一番面白いタレント 「歩く放送事故」の異名はむしろ勲章
初めて出演したNHK「きょうの料理」ではトマトを手でつぶし、「下品過ぎる」と苦情の電話が殺到したことも。
それでも「トマトは包丁で切るより、手でグチャッとつぶした方が断面が広くなり、味が染み込みやすい」と信念を曲げなかったという。苦情を恐れやり方を変えていたら今日の平野レミはなかったはずだ。
お行儀がよく、均一化されたタレントよりもはるかに面白い。一筋縄ではいかない異端の方が圧倒的に魅力的だ。それをわかっているからNHKもあえて生放送で起用する冒険をやっているのだろう。
「歩く放送事故」の名はむしろ勲章。今のテレビの中で平野レミは一番面白いタレントだ。