佐々木蔵之介、黒木華ら芸能人の独立が多発…潮目が変わったのは公取委による旧ジャニーズへの“忠告”から
■NHKの朝ドラは理想的なキャスティング
使う側も事務所の目を気にすることなくキャスティングできる。ドラマ界で理想的なキャスティングをしているのがNHKの朝ドラ。ヒロインや脇役の一部は原則、オーディションで決まる。作品によっては役に適した女優を選ぶこともある。
放送中の「虎に翼」のヒロインを務める伊藤沙莉は、「他の女優では想像つかない。彼女しかいない」と視聴者も納得のはまり役と評判もいい。
民放にも新しい動きがあった。1月期ドラマ「不適切にもほどがある!」で主人公の娘・純子でブレークした河合優実。ドラマ制作者の見る目が確かだった証明でもある。朝ドラ出身者ばかりが注目されるなか、河合の出現は久しぶりに民放の快挙だった。
俳優の独立はドラマや映画製作側にもさまざまな可能性をもたらしている。