追悼・門倉有希さん 9年前に語っていた…デビュー直後の94年「失踪騒動」の真相
歌手の門倉有希さんが6日、50歳の若さで亡くなった。2022年12月に乳がんのため活動を休止、入退院を繰り返し、今月6日に容体が急変して帰らぬ人になった。
元々病魔が襲ったのは18年夏。左胸脇に湿疹ができ、翌19年2月に貧血を起こして救急搬送され、検査で乳がんとわかった。門倉さんはこの時の様子や治療から復帰までを日刊ゲンダイ「愉快な病人たち」(20年2月13日付)で詳しく語った。
門倉さんは20歳でデビュー、1998年の「ノラ」が80万枚を超えるヒットを記録したが、デビュー直後の94年に失踪騒動を起こし挫折を味わった。この真相について日刊ゲンダイのインタビュー「その日その瞬間」(15年8月15日付)で語っている。
新人の門倉さんは歌詞の意味もわからないまま新曲のキャンペーンで走り回った。周囲の期待の大きさがプレッシャーになり、しかも相談相手もいない。話を聞いてくれるのは一緒にいた恋人だけ。そうこうしている中で仕事に穴をあけることを3回繰り返す。