「虎に翼」で“相応に老けた”のは余貴美子だけ? 変幻自在の演技力に《リアルすぎる》と称賛続々
「そんな中、百合を演じる余貴美子さんが見せた見た目の変化には、視聴者から《リアルすぎる》と称賛の声が集まっています。年齢を重ね、認知症の症状が出た百合を、余さんはメイクだけではなく、姿勢、表情、仕草、しゃべり方――全身全霊で表現されています」と話すのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。
余貴美子(68)が演じているのは、航一の義母で、寅子の姑にあたる百合だ。当初は寅子やその娘・優未(毎田暖乃=12)と仲良く暮らす姿が描かれていたのだが、次第に物忘れなどの症状が見られるように……。
あるドラマ制作会社スタッフは「少し前に出た首や、定まらない目つき……最初に登場した頃の百合さんとは別人のようですよね。余さんの演技力については誰もが認めるところですが、それでも夏クールの『新宿野戦病院』(フジテレビ系)のリツコ役とは大違い。仲野太賀さん演じる享をラブホテルに引っ張り込もうとしていた色気ムンムンの熟女と同一人物とは、とても思えません。すごい女優さんです」と感心しきり。
前出の山下真夏氏は「トラつば放送前には国仲涼子さん主演の朝ドラ『ちゅらさん』が放送されており、そこにも余さんが主要キャストで出演している。2年前に上演された舞台『HANA』で余さんを拝見しましたが、生の余さんはちゅらさん当時からほぼ変ってないような女っぷりと若々しさです。それが百合さんでは、もはや余さんの実年齢より相当上に見えるんですから。改めてその演技力に驚かされています」