羽賀研二の「不徳」と「悪名」…3度目逮捕は処分保留で釈放も、芸能界復帰は絶望的
■2007年には詐欺と恐喝未遂
ではなぜ、愛知県警は逮捕に踏み切ったのか。
「愛知県警が動いたのは羽賀氏と共に逮捕された司法書士会連合会副会長が愛知県所属だったから。暴対法容疑が適当だったようにも見えますが、暴力団に金が流れていたという裏取りも愛知県警はできなかったのでしょうね」と推察した。
羽賀はこの件について「えらい司法書士の先生が大丈夫って登記してくれたんだから、オレは悪くない」と周囲に豪語していたとされる。結果的に羽賀の主張が通り、濡れ衣だったというわけか。
「だから希代のワルではなく、かつて喧伝していた『誠意大将軍』かというと、そうでもないと思います」と、羽賀を知るマスコミ関係者が言う。
「羽賀は医療コンサルタント会社の未公開株をめぐり、不動産業者から計3億7000万円を騙し取ったとして、2007年に詐欺と恐喝未遂で逮捕されました。さらにこの被害者の起こした損害賠償請求訴訟で、羽賀は未公開株で騙し取った金とは別に借りていた金も含め、約4億円の返済命令が下されたのですが、羽賀は1円たりとも返さず、ビル所有が相手に知られると、今度は名義を変えて強制執行による財産の差し押さえから逃れようとしたんです。羽賀に騙された業者の男性は生活が破綻、居場所を転々とした挙げ句に生活保護となり、今年の春、孤独死しているのが見つかった。今回はその被害者の遺族が弁護士をつかって、刑事告訴したのです。その怒りや苦しみは推して知るべしでしょう」