朝ドラヒロイン大抜擢の髙石あかり主演『ベイビーわるきゅーれ』はTVドラマには収まり切らない規格外の映画
髙石は映画『ベビわる』で、ダブル主演の伊澤彩織(30)と“社会に適合できない女子高生の殺し屋コンビ”を演じている。
「髙石さんもなかなかですが、伊澤さんのアクションシーンは相当なもので、どこにでもいそうな、コミュ障気味でけだるそうに生きている女の子2人が殺し屋という設定、それもあっけらかんと見事にやってのける。コミック的な要素、ちょっとした爽快感もあって、オタク心というか、コアなファンを掴むのは、よく分かります。ただ、髙石さんと伊澤さんが醸し出す“普通だけど普通じゃなさそうな雰囲気”がなければ、成立しなかったと思いますね」(スポーツ紙芸能担当デスク)
もっとも、テレビドラマ版に関しては不満もあるようだ。
「地上波ではコンプラの縛りがあるのでしょうが、映画ほど殺し屋っぽさがないような……薄まっている印象です。映画ほど過激なシーンがなくて、《物足りない》と感じているファンもいそうです。ただ、朝ドラのヒロインに選ばれた高石さんが初々しく涙ぐんでいる姿を見た時は、殺し屋役のイメージとはまるで違って、やっぱり女優さんなんだなあ、と妙に感心しましたけどね」と、前出のスポーツ紙芸能担当デスクは苦笑する。