フジテレビが「誹謗中傷対策チーム」立ち上げ“批判封じ”? 社内調査では「性的関係、交際迫る」が16%
■パワーワードがSNS空間に飛び交っている
こうした状況があるにもかかわらず、このほど、フジテレビが「誹謗中傷対策チーム」を立ち上げて“批判封じ”に動こうとしていることが明らかになった。
同社は「昨年末からの『中居氏と女性との事案』は、『フジテレビの企業風土の問題』に変容しています。現在、『性接待』『上納文化』といったパワーワードがネットSNS空間に飛び交い、個人名を出した臆測による誹謗中傷や名誉棄損の攻撃に多くの社員が晒されています。この状況を打開すべく清水(賢治)社長の命を受け、コンプライアンス推進室長をリーダーとして編成部、アナウンス室、SNS対策部、デジタルコミュニケーション部、ビジネス推進部、著作権契約統括部、プライムオンライン編集部など社内専門部署の知見を集めた『誹謗中傷対策チーム』を組成いたしました」と、社員に向けて文書で送った。
具体的な取り組みとして、①誹謗中傷投稿について会社として徹底的な削除体制を構築②悪質な誹謗中傷に対してはこれまでにないレベルで発信者情報開示請求を検討・実施③様々な専門家のケア体制を改めて構築して、社員を守る体制の整備をしていくとしている。