くすぶっていた20代…ヒコロヒーが売れても舞台とネタを大事にするワケ
20代の頃は「お笑いのこと、ケンカと思ってた」(テレビ朝日系「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」2025年1月21日)と述懐する。
「お笑いが生活の全てで、映画を見なきゃ、本を読まなきゃ、テレビを見なきゃ、ネタを作らなくちゃ、と全てやらなきゃって、自分で勝手にプレッシャーをかけていた」(産経デジタル「サンスポ電子版」16年10月9日)
しかし、売れる気配はまったくなかった。「芸人の逆が丸の内OL」だと考え、一時芸人を辞め、不動産会社のOLになったこともあったが、まったく肌が合わず、わずか3カ月で芸人に戻った。「バイトするよりネタを書いたほうがいい」と考えたため、28歳で借金は500万円まで膨れ上がった。
そうした経歴がやさぐれて気だるい感じという稀有なキャラクターを形作ったのだろう。仲のいい先輩のバイきんぐ・小峠は「あいつのいいところは、一人コントのときのあいつと、素のあいつがそんなに変わらない。これ、結構デカい」(テレビ朝日系「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」25年1月28日)と評す。