“フェチの鬼才”中野D児 六本木でウエーターをやっていた

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 2DK。リビングにはレコードやCD、戦闘機をメーンにしたプラモ、それにファッション誌が整然と並んでいる。

「カネがない時にコレクションの大半を売っちゃったから、今あるのはレコード・CDが1000枚、プラモが300個、雑誌が数百冊ってとこかな。90年代前半には、ローリング・ストーンズだけで正規盤、海賊盤を合わせて5000枚以上あった。ストーンズに限っていえば、日本一のコレクターだったと思うね」

■05年に自己破産

現在の収入は手取りで月15万円前後。一人暮らしとはいえ、生活は楽じゃない。

「5月なんて、給料日まで10日も残してるのに480円しかない。CDやプラモを買わなきゃいいんだとはわかってる。でも、レアな“お宝”を見つけると、ついつい買っちゃう。わかっちゃいるけど、やめられない。コレクターの性だね」

 さて、中野さんは板橋区内の都立高校卒業後、芸能プロに入社。「ずうとるび」の現場マネジャーを経て、フリーペーパーの編集者になった。

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