淫行疑惑のバナナマン日村 事態収束に残された“唯一の道”

公開日: 更新日:

■「お騒がしてすいません」では誰も納得しない

 日村は自身が出演した生番組でも一応、頭は下げた。しかし、芸能人の謝罪でよく聞かれる、通り一遍の、「お騒がせしてすいません」だけでは、相手の女性も含め、納得しない人も多いだろう。

 また、芸人仲間が彼をかばったり、いじったりして笑いに変えようとし、内輪だけで“みそぎ”が済んだとしようとすることは、余計に世間の反感を買うことになると気が付かないのも情けない。

 たとえ昔の話であっても、女性が訴えていることが事実なら、法に触れるような行いがあったことは間違いないのだから。

 では、どうすればいいのか。何も、これくらいのことで、という人がいるかもしれないが、キチンとしたケジメをつけ、事態を収束させるためにも、今からでも謝罪会見を開いた方がいいのではないか。会見の内容にもよるが、日本のマスコミや世論は、会見ひとつで気が収まる傾向がある。スポンサーもしかり。その場で、誠心誠意、女性や世間や妻に対し謝罪すればいい。

 それだけで非難の声は収まるだろうし、反対にイメージアップにつながる可能性もある。

 幸いなことに、今のところ彼の仕事に大きな影響はないようだし、妻の神田は、SNSで夫を応援する書き込みをしている。ただ、そうは言っても、今後の夫婦関係がどうなるのか、ちょっと心配になる。

(芸能ジャーナリスト・佐々木博之)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  4. 4

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  2. 7

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  3. 8

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  4. 9

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  5. 10

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった