老けない太らないと大ブーム「ココナツオイル」効果的摂り方

公開日: 更新日:

 ダイエットにも有効だ。一般的な植物油に含まれる「長鎖脂肪酸」に比べると10倍のスピードで分解・燃焼されて即座にエネルギーとして使われるため、脂肪として蓄積されにくい。

「さらに、蓄積されている脂肪の燃焼を助長するため、中性脂肪を減少させる作用もある。海外の研究では、ココナツオイルは通常の3倍のカロリーを燃やすうえ、代謝を早めることで脂肪の燃焼を効率的に行うことが証明されています」

 アルツハイマー型認知症の予防に効果的との報告もある。

 アルツハイマー病患者の脳細胞は、ブドウ糖をうまく利用できなくなり、「ガス欠」になって死滅していくが、ケトン体はエネルギー源として利用できる。中鎖脂肪酸は肝臓でケトン体に変換されるため、アルツハイマー病の脳細胞の栄養源になり、脳細胞を救うのだ。

 さっそく、ココナツオイルを毎日食べたり飲んだりしてみたいが、いくつか注意点がある。

「オイルの種類は『エキストラバージンココナツオイル』をお勧めします。1日の摂取量は大さじ2杯を目安にしてください。大さじ1杯で6~10キロカロリーほどあるので、普段の食事からその分だけゴハンを減らすのが効果的です。ただし、強い解毒作用によって、発疹、吐き気、下痢などの症状が出るケースもあります。気になる場合は医師に相談してみてください」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド