治療期間も時間も短い「がん自由診療」効果と費用を調査した

公開日: 更新日:

 費用は、東京放射線クリニックで150万円~、クリニックC4では230万円~。確かに高額だが、どちらの病院も独特の重苦しさがなく、精神的なストレスは少ない。1年以上の治療や長期間の入院を考えれば、費用は大差ないかもしれないし、働き続けられればいずれ回収できるという考え方もある。

■自己責任のリスク、「混合診療」には要注意

 もっとも、「なんでもかんでも自由診療がいい」と飛びつくのは早計だ。

「当院では、患部に応じて最適に最小限に照射しますが、放射線の種類でも得意不得意があります。最新マシンが自分の病状に合うとは限りません。自由診療は選択肢がいくらでもある。その分、自分も勉強して、見極めなければいけません」(青木氏)

 通常の保険診療と並行して自由診療を受診すると「混合診療」となり、これまで受けていた保険診療分も自由診療とみなされ、さかのぼって差額を国から請求されるケースもある。事前確認が必要だ。

「高額の治療費は、民間の医療保険でカバーすればいい」と考える人もいるだろうが、アテが外れてしまうケースも。
「日帰り手術だと給付金が出ないケースや、先進医療特約をつけていても先進医療認定病院でないと給付対象外となるケースもあります」(アフラック広報担当者)

 治療内容、費用面も事前に調べておく必要があるのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末