タレント・女優 長谷直美さん(58) 大腸がん

公開日: 更新日:

 海外生活を終え、芸能界に復帰したばかりの2年前、人間ドック体験リポートのお仕事をいただきました。セレブ向けの人間ドックで、休憩する椅子は革張り。実際に検査を受けながら、ゴージャスな病院を紹介する内容でした。

 今まで病気はなく、フランスにいた頃に更年期障害になったぐらい。

 でも、フランスでは更年期障害っていう概念はなくて、それもあなたの個性っていう診断。処方されたのはマグネシウムぐらいのものでした。

 収録は、検査と結果の2回。初回は検査を体験し、PETの検査結果のサンプルを見せていただきながら、レクチャーを受けました。先生が「がん細胞のところには糖が集まってこういうふうに光るんですよ」なんて教えていただいて。そして2週間後に結果を聞くシーンの収録予定でした。

 ところが、2回目の収録前にマネジャーから電話があり、直接会って話をしたいと言う。会うと、もじもじしながら、検査結果を聞くかどうかと聞くんです。

「そりゃ聞くでしょ、検査受けてきたんだから」と答えると、「もしね、何か出てきたらどうする?」って言うんです。今なら収録ごとお蔵入りにしていただくこともできる、という配慮でした。なんかあるんだな、と思ったけど、別に大丈夫です、と言い切りました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    藤原竜也「全領域異常解決室」に「SPEC」ファンから“追い風”! 演技派・柿澤勇人の伸びしろにも期待大

  2. 2

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  3. 3

    二宮和也が「ブラックペアン」続編を退所後の初仕事に選んだウラに“子供のお受験”問題

  4. 4

    ダルビッシュの根底にある不屈の反骨精神 “強いチームで勝ちたい大谷”との決定的な違い

  5. 5

    米女子ツアー「崖っぷち3人娘」はどうなる? 次戦でシード選手と最終戦出場者が確定

  1. 6

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 7

    竹内涼真「龍が如く」は酷評の嵐…実写化ドラマ“改悪”続出で、いよいよNetflix一強時代へ

  3. 8

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで

  4. 9

    大谷翔平を激怒させたフジテレビと日本テレビ…もっと問題なのは、情けない関係修復の仕方だ

  5. 10

    佐々木朗希の獲得に「第3の球団」急浮上…来春日本開幕でvs大谷ドジャースの可能性