精神系医師の人数 人口1万人当たりなら沖縄県がトップ

公開日: 更新日:

■所得が少ない県に多い

 別のデータと突き合わせると、違う状況が見えてきます。〈表〉には各県の平均所得順位も載せました。トップの沖縄県は、平均所得では最低の47位(365万円)、3位の高知県が41位(386万円)など、精神系医師が多い県は、平均所得が低い傾向が見て取れます。一方、精神系医師が少ないほうの1位である茨城県は、所得では4位(452万円)、2位の埼玉県は所得が8位(438万円)というように、平均所得の高い県が並んでいます。低所得と精神疾患の関係はよく知られています。低所得の県は精神系の患者が多いからこそ、この分野の医者も多いということが言えそうです。

 ちなみに東京都の平均所得は2位(467万円、1位は神奈川県の481万円)ですが、精神系の医師数では11位。やはり仕事や職場のストレスが大きいのかもしれません。

【連載】大都市圏なんでも健康ランキング

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”