高齢者に多い不定愁訴 「頭鳴り」にはどう対処するべきか

公開日: 更新日:

「耳鳴りですら治すのは難しいのですから頭鳴りを治すのは困難です。ただ、頭鳴りが起きやすい人や頭鳴りが治った人の行動がヒントになるかもしれません。具体的にはメタボを改善する、禁煙する、毛染めをやめる、ヘルペスを治療する、持病の薬を医師と相談して替えるなどです」

 実際、20年にわたり耳鳴りと頭鳴りに苦しめられてきた70代の男性は、生活習慣を改めたうえで時々感じていためまいの治療のためのカクテル療法を行ったところ、半年ほどして頭鳴りが治まったという。

「患者さんによっては持病の薬を替えただけで耳鳴り・頭鳴りが改善したケースもあります。ただし、治療をしてもすべての患者さんの症状が改善するわけではありません」

 高齢者の不定愁訴には日本の医学はほとんど目を向けてこなかった。今後、この手の研究と治療法の開発が進むことを期待したい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末