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永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

胆のう・胆管がん手術 40代以下が「件数ゼロ」の理由

公開日: 更新日:

 手術できたとしても、いずれもかなり大がかりなものになります。胆のうや胆管だけでなく、肝臓の一部、膵臓の一部、十二指腸なども併せて切除します。特に胆管は膵臓(膵頭)の内側を通っているため、胆管がん手術では膵頭部の切除がほとんど必須です。がんの広がりによっては胃や大腸の一部まで切り取ることもあります。そのため他の重大な疾患がなく、体力的に耐えられるなどの条件をクリアした患者のみが、手術を受けることができるのです。しかし手術を受けられても、5年生存率は40%程度といわれています。

 他に放射線と抗がん剤があります。ただ放射線の効果は定かでなく、あまり効かないという医師もいます。また、抗がん剤は進行を一時的に食い止める効果はありますが、残念ながら根治させる力はありません。

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