じわじわとヒンヤリ感 冷やさなくても使えるアイピロー

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 冷たいアイピローを試してみた。パッケージには「NASA」(米国航空宇宙局)の文字があり、「冷蔵庫で冷やさなくてもOK」といううたい文句に引かれた。

 触れてみても冷たさはなく、お米が入っているような粒感と重量感があるだけ。しかし、手のひらにのせていると、じわじわと冷んやり感が増してくるのが分かる。

 粒の正体は、31度を境に個体から液体へ変化するPCM素材を封入したマイクロカプセル。体温を吸収して、放出する気化熱で冷却するという。NASAでは手袋などに使われているらしい。

 冷却持続作用は2時間程度だが、30度以下の室内に放置すれば、また冷却能力を取り戻す。強い圧力や高温の刺激がない限り、半永久的に繰り返して使えるエコ商品だ。

 ただし、室温が30度以上だと良さが出ない。残念ながら熱帯夜の寝苦しさを解消するグッズではなかったが、空調の効いた室内なら冷たすぎない冷感と重さが心地よい。

 疲れ目を癒やし、入眠を助けてくれる気がした。

 ★★★(3つが満点)

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