手術が翁長氏の死期早めたか…膵臓がんこそ治療選択が重要
しかし、そこに至るのは多くが末期。翁長さんはステージ2でしたが、開腹手術をしたことで免疫力が低下し、潜んでいた転移が一気に増大したことで、がん悪液質を早く呼び込んでしまったのではないでしょうか。そう思えてなりません。
そんな悲劇を食い止める手段が、高精度放射線治療です。トモセラピーやサイバーナイフなどの高精度放射線は、がんの形に合わせて線量強度を変えながら、より集中的に照射でき、正常組織へのダメージを最小限にできます。開腹することがなく、体の負担はきわめて軽い。つまり、がん悪液質に陥るまでの期間を先延ばしできます。
やり遂げたい思いがある人にとって、この点は重要でしょう。そんな観点で見ると、難治がんの膵臓がんこそ、治療選択が大切。高精度放射線治療が意味を持つのです。