がん治療は情報戦!入院前に知っておきたい「5つの真実」

公開日: 更新日:

■金曜手術は月曜より死亡率が50%高い

 がんが見つかればすぐに取り除きたいと思うのが人情だが、手術日を決めるとき「曜日」にも気をつけた方がいいかもしれない。欧米の57の臨床試験の結果では、週末に行った緊急ではない手術は平日に比べて手術後30日以内の死亡率が2倍も高いという報告があるという。 

「スウェーデンの食道がん患者を対象に手術を受けた曜日と5年以内の死亡率との関係を調べた研究では、週の前半(月、火)に比べて後半(水、木、金)の手術の方が5年以内の全死亡率が13%も高かった。子宮体がんも同様の傾向があります。その原因は明らかではありませんが、週末は外科医や外科チームの疲労が蓄積され、正確性や集中力に影響を与えることが原因かもしれません」 

抗がん剤は副作用が出た方が死亡率が低い

 抗がん剤治療の副作用というと脱毛や吐き気をイメージする人が多いが、代表的なのは感染症などから体を守る白血球の減少だ。白血球には好酸球やリンパ球など多くの種類があるが、とくに目立つのは白血球の50%以上を占める好中球の減少だ。 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」