がん治療は情報戦!入院前に知っておきたい「5つの真実」
「乳がんに対して3種類の抗がん剤注射後の好中球減少と5年生存率を調べた研究では、好中球が減少しなかった患者の65%に対して、軽度な減少は69%、重度な減少で84%でした。つまり、抗がん剤による好中球の減少は“薬が効いている証拠”とも言えるのです」
■がん診断後でも2時間以上の昼寝はダメ
がんを告知されると落ち込むのは当然だが、活動量が減ると短命になることも知っておいた方がいい。
「大腸がんサバイバーにおける診断後の生活習慣と死亡率の関係を調べたドイツの研究によると、身体活動が高い群は低い群に比べて死亡率は47%も低下していて、逆に昼間に2時間以上寝ている群はそうでない群に比べて2・22倍も死亡率が高かったそうです」
テレビの視聴時間が長い人の死亡率も高かった。がん治療後も日常的に体を動かし、昼寝やテレビを見る時間を極力少なくすることが大切だ。