発達障害などで不登校の子どもに 親がやりがちなNG行動

公開日: 更新日:

 学校に行かないのは、いい。しかし、午前中テレビを観たり、ゲームをしたりするのはNG。学校に行かない代わりに、勉強をする、机に向かう、家の手伝いをする、カウンセリングを受ける――。こういった選択肢を子どもに与える。一方で午後は、学校に行っているほかの子どもと同様に、テレビを観たりゲームをしたり友達と遊んだりするのをOKとする。

 親の中には、不登校で罪悪感を抱く子どもを不憫に思い、親から「ゲームをしていいよ」と言うケースも。しかし、これが往々にして招くのは「ゲーム好きが増して学校へ行かなくなった」。

 もし子供が、「学校に行かない。でも、自分で選択したことに責任を負わない」という状況で、子どもを叱る場合は、「プラスの罰」ではなく「マイナスの罰」を与える。「プラスの罰」は、たとえば「子どもが嫌がることを加えることによってその行動を減少させる」。

「これは、一定の効果がありますが、ある時点を超えると慣れて効果がなくなります。それよりも、『子どもの好きなものを取り上げることでその行動を減少させる』といったマイナスの罰の方が効果があるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  2. 2

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  3. 3

    石丸伸二氏に若者支持も「上司にしたくない?」…妻や同級生の応援目立った安野貴博氏との違い

  4. 4

    介護保険証も紙廃止→マイナ一本化へ厚労省方針…業界から案の定あがった「時期尚早」の声

  5. 5

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  1. 6

    マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社と天下り官僚会員限定記事

  2. 7

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  3. 8

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  4. 9

    石丸伸二現象の古臭さ…NHK“新たな選挙戦”とヨイショも「強い言葉」「メディア攻撃」に既視感

  5. 10

    都知事選敗北の蓮舫氏が苦しい胸中を吐露 「水に落ちた犬は打て」とばかり叩くテレビ報道の醜悪