発達障害などで不登校の子どもに 親がやりがちなNG行動
学校に行かないのは、いい。しかし、午前中テレビを観たり、ゲームをしたりするのはNG。学校に行かない代わりに、勉強をする、机に向かう、家の手伝いをする、カウンセリングを受ける――。こういった選択肢を子どもに与える。一方で午後は、学校に行っているほかの子どもと同様に、テレビを観たりゲームをしたり友達と遊んだりするのをOKとする。
親の中には、不登校で罪悪感を抱く子どもを不憫に思い、親から「ゲームをしていいよ」と言うケースも。しかし、これが往々にして招くのは「ゲーム好きが増して学校へ行かなくなった」。
もし子供が、「学校に行かない。でも、自分で選択したことに責任を負わない」という状況で、子どもを叱る場合は、「プラスの罰」ではなく「マイナスの罰」を与える。「プラスの罰」は、たとえば「子どもが嫌がることを加えることによってその行動を減少させる」。
「これは、一定の効果がありますが、ある時点を超えると慣れて効果がなくなります。それよりも、『子どもの好きなものを取り上げることでその行動を減少させる』といったマイナスの罰の方が効果があるのです」