ためらいがちな乳がん手術後の性生活はどうすればいい?
10月は乳がん月間です。ピンクリボンキャンペーンなどの名前で検診を呼び掛けたりするのでご存じの方も多いのではないでしょうか。
国立がん研究センターによると、乳がんは女性のがんの中でトップで、発症者は年間9万1600人。9人に1人は生涯で発症するといわれ、閉経前後から発症率が上がります。年齢が近い友人たちも発症しており、私も他人事ではありません。
今回はこの月だから考えたい、治療後にためらいがちな性生活についてです。術後の後遺症が落ち着き、元の生活に戻っても、さて性生活はどうしようと悩んでいる人は少なくないでしょう。
もし自分が「セックスしたいな」「夫(彼氏)の肌のぬくもりをじかに感じたいな」と快楽を得たいと思うなら、セックスを再開することをお勧めします。快楽のある性生活で、つらかった闘病生活のストレスも吹き飛ぶかもしれません。「夫(彼氏)の快楽」ではなく、あくまでも「自分の快楽」がポイントです。
体に心配があるなら、医師や看護師に相談してください。問題がない場合、まず始めて欲しいのが話し合い。事前に体や心の変化についてパートナーと話し合う時間を持つことが大切です。