岸あさこさん 世界でもまれな乳がんで「終わった」と思った

公開日: 更新日:

 入浴中、右胸にしこりの存在を感じたその瞬間、「ああ、やってしまった……」と思いました。あまりにも明らかなしこりだったので、乳がんだとピンときたからです。

 それは2年間のオーストラリア留学から帰国してすぐのこと。ヘルスケアに関係する学位を取り、福岡で何かヘルスケアに関わる事業を立ち上げようと考えていたところでした。

 病院で診察を受け、「乳がん」と診断されました。しかも組織を調べた結果、「初めて見る乳がん組織」と言われたのです。

 一般的に乳がんの70~80%はホルモンの影響を受けたホルモン由来のがんらしいのですが、私の場合はタイプが違ったようです。

「初めて見るなんて、そんなことあるの?」と診断を疑い、念のために別の病理医のエキスパートにもセカンドオピニオンをお願いしました。でも、その先生にも「僕も初めて見ました」と言われてしまい、「終わった……」と感じました。

 思えば留学前後を含めた4年間は乳がん検診をしていませんでした。それまでは2年に1度ぐらいのペースでエコー検査はしていたんですけれど……。留学直前にも一通りは検査したのですが、なぜか乳腺系だけしていなかったことが悔やまれました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動