コロナ後遺症「一番の防衛策」は? 専門外来の医師が指摘

公開日: 更新日:

 ME/CFSは原因が分かっておらず、多くのウイルス感染症の後遺症として知られている。治療法も定まっていない。

 ME/CFSで食事や入浴といった日常生活のもろもろが困難になる人も珍しくない。

「ME/CFSを含めコロナ後遺症は、それぞれの不調に対して行う対症療法しかありません。漢方薬を駆使して治療に当たっています」

■激しい運動は避ける

 平畑院長がこれまでの経験から、コロナから回復後、絶対に避けるべきだと言うのが「3~4カ月間の激しい運動」。散歩や買い物程度ならいい。ジョギング、ゴルフ、ジム通いなどはNGだ。

「回復して元気でも、一転してME/CFSのような症状が出る可能性があります。3~4カ月間激しい運動をしないことが、後遺症を起こさない一番の防衛策です」

 すでに強い倦怠感や疲労感がある人は、極力安静にし、やらなくていいことはしない。シャンプー、ドライヤー、家族との口ゲンカといったことでも、前述の「翌日動けないほどの倦怠感や疲労感」が起こる場合がある。「散歩くらいはいいでしょうか?」と聞く人もいるそうだが、強い倦怠感があるなら散歩もしてはいけない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 3

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  4. 4

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  5. 5

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ