コロナ後遺症「一番の防衛策」は? 専門外来の医師が指摘

公開日: 更新日:

「倦怠感には必須アミノ酸BCAAがいいといわれており、患者さんにお勧めしています」

 漢方薬は、主に舌診で処方するため、人によってまったく異なる。

 代表的なものでは、元気がない時は十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)、頭痛には五苓散(ごれいさん)や七物降下湯(しちもつこうかとう)、釣藤散(ちょうとうさん)、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)、咳に茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう)。

「コロナ後遺症の頭痛には、胃に負担をかける鎮痛薬より漢方の方が合うように思います。また、コロナ後遺症ではかなりの確率で胃食道逆流症が見られ、咳、息切れ、動悸、不眠などにつながっています。茯苓飲合半夏厚朴湯は胃食道逆流症にもよく効きます」

 体、特に首元が冷えると倦怠感が強く出る患者が珍しくなく、湯たんぽやネックウオーマーなどで体を温めることも推奨。脳を刺激する「夜まで寝転がってスマホ」や、頭痛を起こしやすいカフェイン、チーズ、ナッツの制限など、症状に応じた生活の注意点も事細かに指導している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  2. 2

    永野芽郁「鋼のメンタル」も文春砲第2弾でついに崩壊か?田中圭との“口裏合わせ”疑惑も浮上…CMスポンサーどう動く

  3. 3

    水谷豊に“忖度”?NHK『BE:FIRST』特集放送に批判…民放も事務所も三山凌輝を“処分”できない事情

  4. 4

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  5. 5

    竹野内豊はついに「令和版 独身大物俳優」となった NHK朝ドラ『あんぱん』でも好演

  1. 6

    中居正広氏“反撃準備”報道のモヤモヤ…改革着々のフジテレビ尻目に「電撃復帰」への布石か

  2. 7

    永野芽郁の「清純派枠」を狙うのは"二股不倫報道”の田中圭と同じ事務所の有望株という皮肉

  3. 8

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 9

    役者・林与一さん83歳の今も現役「糖尿病家系で甘いモノ好き。血糖値が問題ないのは運動のおかげ」

  5. 10

    囁かれる岸田前首相“再登板”に現実味? 一強時代到来で「安倍超え」に虎視眈々