コロナが落ち着いた今が好機 中高年は浮かれる前に眼科検診を

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 症状のひどい場合は2カ月に1回程度検査することが望ましい。ほかに注意したいのは糖尿病性網膜症、加齢黄斑変性症、近視性黄斑変性症だ。

「3つとも網膜の中心の黄斑部に新生血管が伸びてきて、それが破綻して出血して起きる病気です。人間ドックなどで行われる眼底検査で、小さな出血などがあり、『黄斑変性』『黄斑出血』などと診断されていたら、4カ月に1度くらいは眼科に通い、新生血管や出血が増えていないかを調べる必要があります。できたら、OCT(光干渉断層計)という検査機器のある眼科で調べてもらうのが良いでしょう」

 目の中でホコリが舞っているとか、蚊が飛んでいるように見える「飛蚊症」の人も注意したい。

「後部硝子体剥離は、眼球の中の硝子体が加齢と共に水とゼリー状のものに分離して起こります。ホコリや蚊のようなものが飛ぶということは眼球の中に濁りができているということであり、必ずではありませんが網膜がはがれて網膜剥離が起こりつつある、という可能性があります。そのため、眼底を精査して網膜剥離が起きているかどうかを調べる必要があります」

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