「合わないメガネ」が招く意外な弊害…疲れ目や肩凝りだけではない

公開日: 更新日:

 ではなぜ、「よくない」とわかっているのに過矯正のメガネを選んでしまうのか?

「近くを見る生活をしていながらも、いまだに遠くを見る能力を示す『遠見視力』信仰があるからです。そのため、メガネを購入する際に『遠くがよく見えるように』作ってしまいがちなのです」

■肩や腕のシビレ、認知症とも関係

 メガネの過矯正が引き起こす弊害は眼精疲労だけではない。小中学生らの近視を進行させるリスクも増大させてしまうという。

「ヒトがモノを見るとき、目はカメラのレンズのような働きをする水晶体の厚さを調節してピントを合わせています。この調節に関わっているのが毛様体筋と呼ばれる筋肉です。遠くを見るときは緩み、水晶体を薄くしてピントを合わせます。一方、近くを見るときは収縮して、水晶体を膨らませてピントを合わせます。近視の人は毛様体筋の調整力が弱まっており、正しい位置で焦点を合わせることができません」

 近視用メガネは毛様体筋の調整範囲を手助けして遠くのモノも見やすくしてくれる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末