老眼が気になる中高年こそ知っておきたい「最新メガネ事情」
「良いメガネを作るにはパソコン画面の距離と視線に合わせて、レンズのタイプや度数を選び、レンズと目の位置関係を精密に調整することが重要です。これには眼鏡店スタッフの広く深い知識と熟練した技術がどうしても必要になります。ましていまは、老眼対策用メガネが進化していて、1本のメガネでさまざまな距離が見えるようにできています。カギとなるのが、その人に応じたレンズ選びとレンズの機能を十分発揮するためのメガネを作る技術力なのです」
しかし、いままで視力が良かった人ほどメガネを一種のハンディと感じて否定的な考えを持っていることが多い。残念なことだ。
「老眼の症状はこれまでメガネと無縁だった、視力の良い人ほど早く自覚すると言われています。しかし、メガネをすることに抵抗感があり、眼鏡店に行かずにまずは既製の老眼鏡やルーペを使い始める方も多い。しかし、使ってみると、掛け外しの不便さや長時間の作業で疲れるなど、煩わしさを経験することになります」
そうならないために最初におすすめしたいのは「近用ワイド」あるいは「近近タイプ」と呼ばれるレンズ。手元から少し先までピントが合い、掛けたまま歩けるので便利だという。