潰瘍性大腸炎とクローン病の総称「IBD」とはどんな病気? 患者推計は29万人
コロナが落ち着き、旅に出かける人、予定をたてている人も多いだろうが、その旅行時の移動について、患者団体「NPO法人 IBDネットワーク」にはこんな声が寄せられている。
・トイレが不安で、公共交通機関ではなく車の移動が多い
・駅構内のトイレは混むので、移動中の車両内のトイレがあればそこで済ませる
・新幹線や飛行機などはトイレに行きやすいよう必ず通路側の席
・海や山など、トイレがない場所を旅行の目的地にするのは躊躇する
・釣りやキャンプなど、病気がなかったら行ってみたい
30代前半で潰瘍性大腸炎を発症した40代女性はこう話す。
「症状がある時は、トイレの回数は1日10回を超えた。旅行先は人が多く、トイレが混んでいる。トイレの心配や疲れやすいことが理由で心底、楽しめない。車には防災用の簡易トイレを常備し、急な腹痛が心配で、トレーニングパンツやナプキンを着用することもある」