片頭痛持ちは「アイスクリーム頭痛」が起こりやすい
いまや日本の食卓にも欠かせない存在となったオリーブオイル。健康にいい食材としておなじみですが、片頭痛持ちの人にとっては注意が必要。
オリーブオイルを取ると、血管が広がって血行促進につながります。が、片頭痛体質の人にとっては、脳血管を拡張させて、アイスと同じように周囲の三叉神経を刺激してしまうことに。少量ならいいのですが、オリーブオイル尽くしともいえるイタリアンのフルコースは要注意。「なんとなく頭痛の予感がするな」というときなどは、控えたほうがいいかもしれません。
ほかにも血管を拡張させる食材をいくつか挙げましょう。赤ワイン、チーズやヨーグルトなどの発酵乳製品、サラミやソーセージの保存料にも血管拡張物質が含まれています。繰り返しますが「絶対に食べてはダメ」なのではなく、一度に大量に食べたり、該当する食品を複数、同じタイミングで食べるのは、片頭痛体質の人にはお勧めできないということです。
一日を通して食事の取り方にもちょっとしたコツがあります。脳血管は血糖値に非常に敏感です。血糖値が下がると脳血管は緩みがちになり、周囲の神経を刺激。この結果、片頭痛の発作が起こりやすくなります。
ですから、朝食を食べずに、お昼に一気に食べ物をドカ食いするのは危険。片頭痛体質の人は、空腹時に血糖値を上げられるようにキャンディーを常備して、「お腹がすいた」もしくは「何となく頭が痛くなりそう」と思った際には、素早く口にできるようにしておきましょう。