支えられないと立てない。触れられると激痛…夫に何度も当たった

公開日: 更新日:

 痛みの程度は、ナイフで深くひと刺しされ、その傷口にプロボクサーから強烈なパンチを当てられている……と言ったら想像がつくでしょうか。普段泣かない私なのに、滝のように涙が流れてくるのです。モニターを見ている医師も、最初は2人だったのが、「○○先生、呼んできてくれる?」「◇◇先生、来られるかな?」という言葉が行き交い、最終的には15人ほどに増え、すし詰め状態になっていました。

「慢性炎症性脱髄性多発神経炎」という病名が告げられたのは、入院していつくらいのことだったか……。大量のステロイドを投与する治療を受け、その副作用で一気に30キロ太りました。検査、治療、リハビリと、入院生活は2カ月に。産まれたばかりの娘に対し、顔を見るくらいはできても、抱くこともミルクをあげることもできませんでした。

■慢性炎症性脱髄性多発神経炎 末梢神経に炎症が起こり、「手足の力が入りにくい」「感覚がわかりにくい」「しびれる」などをきたす病気。はっきりとした原因はわかっていない。ステロイド療法、免疫グロブリン療法、血液浄化療法が行われるが、治療後も再発と寛解を繰り返したり、慢性に進行したりすることがある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット