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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

「がん治癒率」…知る人と知らない人で大きな違いが生まれる

公開日: 更新日:

 暑いと、潜血反応があっても、細菌に分解されるのです。ですから毎年の検便を基本に、大腸カメラは5年に1度受けるとよいでしょう。大腸がんの死亡数を激減させた米国でも、大腸カメラは10年に1回です。

 私の義妹は恥ずかしがって検便も大腸カメラも受けずに、進行した大腸がんで亡くなりました。今回の調査結果でも39%は「(大腸カメラは)意外と恥ずかしくなかった」と回答していますから、とにかく一度受けてみて習慣化することが大事だと思います。

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