急増する「リンゴ病」は大人も危ない…妊婦は特に要注意 東京都は警報レベルに到達

公開日: 更新日:

「ウイルスに対して免疫反応が生じると、関節周囲の細い血管が影響を受けて痛みやこわばりが生じます。さらに大人では、手足のむくみが現れる場合も多く、症状から関節リウマチが疑われ、検査が必要になるケースも少なくありません」(五藤理事長=以下同)

 ほかにも足に紫色のアザのような皮疹ができる「紫斑」が現れる場合もあるというが、いずれの症状も一時的だという。

 大人のリンゴ病は、子ども特有の症状が少なく、体に不調があってもリンゴ病と疑いを持つのが難しい。また、大人ではウイルスに感染しても症状が現れない不顕性感染も多く、知らぬ間に感染しているリスクも高いという。

「とりわけ妊婦さんは、本人に自覚症状がなくても胎盤を通して胎児に感染すると、胎児水腫をはじめとした胎児の異常を招きやすいことが分かっています。日本産婦人科・新生児血液学会のホームページでは、妊婦から胎児への感染率は約40%で、そのうち2~10%が胎児水腫を合併すると記載されています。最悪のケースでは流産や死産につながる恐れがあるので早めの対策が必要です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希はカネにも執着か…チーム力は度外視、4球団との面談で見えてきた"共通項”

  2. 2

    中居正広が地上波テレビから消える?「女性トラブルで“示談金”9000万円」報道の深刻度

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  5. 5

    巨人元バッテリーコーチがFA甲斐拓也獲得を悲観…「人的補償で未来の大切な戦力を失いかねない」

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    『光る君へ』ロスはまだまだ続く…柄本佑 “藤原道長”熱演の余韻で《いずれは大河の主役》の声も

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    中居正広“9000万円トラブル”報道の波紋…解決済みでテレビ出演続行、お咎めなしか?

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由