「ふるえ」は治らないから…と諦めない! 薬でダメなら超音波治療
外科治療を行うのは外科医になり、本態性振戦を診る内科医の中には、外科治療に対する抵抗感からか、紹介のタイミングが遅れることも。念頭に置いておきたい。
■パーキンソン病との違い
本態性振戦のふるえは「行動時」「左右対称」であるのに対し、パーキンソン病は「安静時」「体の左右差あり」。パーキンソン病では歩行障害、動作緩慢とふるえ以外も見られる。ただ、パーキンソン病ではふるえ以外の症状に乏しい振戦優位型もあり、鑑別が難しい。「本態性振戦と診断されているが、実はパーキンソン病」といったケースもあるので、なかなか改善しない場合は、専門的な施設や神経内科の受診を。