観光シーズン真っただ中 地震に負けず「鳥取営業中!」
■迫力満点の護摩法要
しかし、それ以外は全く問題なし。取材当日は毎月18日の縁日で、護摩法要と斎食儀(お粥などの精進料理を無言で食べる古来の作法)が行われた。これらは誰でも無料で参加できる(予約制・定員数毎月40人)。間近で見る護摩法要は迫力満点。一切音を立てずに食べる作法は、現代人には新鮮な体験だった。
三徳山を参拝する前に心身を清める場所として栄えたのが平安時代開湯の「三朝温泉」。三徳山は修行の場として人々の六根(目・耳・鼻・舌・身・意)を清め、三朝温泉は湯治で六感(観・聴・香・味・触・心)を癒やす。この関連性が“人と自然が融合する日本独自の自然観”だとして、昨年、「日本遺産」に認定された。