元大関・朝乃山の幕内復帰はいつに? 付け出しデビュー、不祥事、故障…三段目から“3度目の出発”
原点からの復帰はかなうか。
昨12日、元大関で三段目の朝乃山(31)が今場所2連勝。貫禄を見せている。
大関時代の2021年、不祥事により6場所出場停止処分を食らい、三段目まで降格。それでもイチから出直し、23年は前頭筆頭まで番付を上げた。
しかし、昨年の春巡業で右膝の靱帯を損傷。5場所連続休場を経て、今場所ようやく土俵復帰を果たした。
16年に三段目付け出しでデビューした朝乃山にとって、3度目となる三段目からの“出発”だ。
三段目上位の朝乃山は、今場所を全勝で飾れば、次の5月場所は幕下15枚目が濃厚。幕下も負けなしで乗り越えれば、7月場所は十両に昇格し、さらに十両で全勝なら9月場所での幕内復帰が可能だ。
とはいえ、それはあくまで最短での話。今場所で1敗すれば、来場所の番付は幕下15枚目より下になるのは確実。全勝で十両に上がれるのは「幕下15枚目以上」。16枚目以下の場合はいくら勝とうが、十両には上がれない。