台湾で震度6弱 東北沖を起点に列島ぐるり「玉突き地震」続発の恐れ
■時計回りに…
日本周辺では今後、いつどこで地震が起きてもおかしくないということだ。特に注意すべきなのが、福島県沖の地震を起点に、発生場所が日本列島をぐるりと取り囲むように時計回りに移ってきていること。
「今は東北沖を南北に走るプレートの境目から西側に向けて圧力がかかり、同時に東海から九州沖に位置するプレートの境目から北側にも圧力がかかっている。日本列島に向けて、東と南側から圧力がかかっている状況です。そんな中、福島県沖の地震をきっかけに、発生箇所が南西方面に“移動”してきている。16日の福島県沖の翌17日、高知県で地震が起き、その後、沖縄本島で発生。そして、23日未明の台湾、直後に日本海側の石川県と、“玉突き”のように発生箇所が移っているように見えます。今後は、秋田方面に北上し、北海道に移っていく可能性があるでしょう」(高橋学氏)
東日本大震災から11年。コロナ禍やウクライナ戦争でかすみがちだが、改めて大地震に備えておく必要がある。