南北戦争時の金貨700枚! 米ケンタッキー州の畑で1.3億円超えの埋蔵金が出てきた
米ケンタッキー州で農場を経営する男性(氏名非公表)が、畑で南北戦争(1861~65年)当時の大量の埋蔵金を発見し、話題になっている。
発見されたのは、40~63年の間に連邦政府(北軍側)の造幣局が発行した金貨約700枚で、「ケンタッキーの大財宝」と呼ばれている。発見直後に泥まみれの金貨を撮影したユーチューブ動画が公開されており、発見者が息をのむように「こんなクレージーな状況は初めてだ。全部、1ドル金貨、20ドル金貨、10ドル金貨だ……」とつぶやく声が録音されている。
埋蔵金には、僅少な金貨も含まれていて、硬貨の専門家によると、オークションにかけたら100万ドル(1億3500万円)を超えるのは確実だという。
一方、南北戦争期を専門とする歴史学者ライアン・マクナットさんによると、南北戦争当時、ケンタッキー州は中立で、北軍発行の金貨を大量に所持し、南軍から北軍支持者と疑われることを恐れた資産家が隠した可能性があり、「1863年には南軍のジョン・ハント・モーガン将軍が率いる部隊によるオハイオ州への大規模攻勢が行われました。それに先立って隠したのかもしれません」と指摘した。