米国ハロウィーンの夜の親切の背景に…1年前のクリスマスイブの悲劇
米アイオワ州ウォーキーで今年のハロウィーンの夜、2人の幼い兄弟が「トリック・オア・トリート!」をしながら近所を回っていた時のこと。
2人はある家の前に置かれたボウルから何者かがキャンディーを根こそぎ盗んでいくのを目撃した。
その家の子供を気の毒に思った2人は、自分たちが集めたキャンディーなどをボウルに入れた。思いやりあふれる兄弟の行動は、家の監視カメラに記録され、SNSなどで拡散されて話題になった。
その後、2人は6人きょうだいで、ポーレット・ノックスさんという女性の息子リアム君とロンドン君であることが判明。先日、地元テレビが2人とポーレットさんを取材したところ、その親切な行為の背景が新たに分かり、さらなる感動を呼んでいる。
実は昨年のクリスマスイブ、2人の兄が自殺。その悲しみを乗り越えるために、親切を広めて人々に喜んでもらいたいと思ったというのだ。
一方、2人の姉シェイさんは、母親と2人の弟にクリスマスを兄の自殺の日ではなく、楽しい日として記憶してもらいたいと旅行を計画。2カ月ほど前にクラファンのGoFundMeにサイトを立ち上げていた。
寄付はあまり集まっていなかったが、11月25日にニュースが放送されたのをきっかけに寄付が急増。楽しい旅行をプレゼントできそうだという。