コンビニで缶チューハイをちびり…勤務中飲酒を繰り返した単身赴任出向サラリーマンの悲哀
男性職員は同僚の目を盗んで庁舎を抜け出すと、近くのコンビニに向かい、こっそり缶チューハイを口にしていた。
「ANAホールディングス(HD)」の子会社「ANAあきんど」(東京)から兵庫県の姫路市役所に出向中の50代の男性職員が、勤務中に市庁舎近くのコンビニで缶チューハイを購入し、毎日複数回、飲酒を繰り返していた。
今月3日、「市役所横のコンビニで飲酒している人がいる。市役所の職員ではないか」と、外部から通報があり、情報提供された動画には、職員がコンビニ近くの物陰で、飲酒している姿が写っていた。職員は毎回、チューハイを口に付ける程度で、残りはその場に流し、すぐに職場に戻っていた。
翌4日、人事課の職員がコンビニを訪れ、飲酒現場を確認し、本人に事情を聴いた。
■雰囲気を味わいたかった?
動機について、職員は「孤独感や疎外感から飲んでしまった。申し訳ない」と話しているという。
「我々が現場で飲酒を確認した時も、少し口をつける程度でした。アルコール依存症とかではなく、すぐに廃棄していたのは、話の内容からすると、単に雰囲気を味わいたかったからではないか。アルコールの摂取量がわずかで、すぐに席に戻っていたため、不審に思う職員はいませんでした。いつも席にいる印象の方が強かったそうです」(人事課担当者)