気軽に登れる「低山」には思わぬ落とし穴が…人気の東京・高尾山でも遭難者が大幅増
「登山道には木の根っこや浮き石といった障害物、ぬかるみなどの悪路も多く、切り立った斜面などもあり、特に下りは事故が多発します。登山靴などしっかりした靴で来ないと、転倒や滑落の危険性がある。多くの事故は『高尾山なら大丈夫だろう』という慢心から起こります」
簡単に登れるというイメージが強すぎるあまり、こんな困った登山者もいるという。
「暑い時季に十分な水分補給をしなかったり、日が短い秋冬にもかかわらず、午後の遅い時間帯から山に入ったり、計画性のない登山も散見されます。中には、頂上で酒を飲み、酔っぱらったまま下山する人もいる」(山田稔氏)
どんな山でも、ナメたらダメだ。