小池百合子が都知事選「圧勝」にこだわるワケ…蓮舫陣営は「裏金自民」にピタリ照準で総力戦
「萩生田百合子」作戦は上々
一方、追う蓮舫陣営は小池知事と裏金自民の蜜月関係に照準を絞る戦略だ。4日、JR高田馬場駅前の街宣の応援に駆け付けた立憲民主党の野田佳彦元首相は「ステルスで応援する自民党都連は裏金議員だらけじゃないですか」と言い、こう続けた。
「萩生田光一都連会長は裏金2728万円を机の中にしまっていた」
「丸川珠代会長代行は裏金を自分の口座で管理。政治資金として使っていないなら、脱税ではないか」
さらに、小池知事が衆院議員時代に清和会(安倍派)に所属していたことを挙げ「裏金の問題を知らなかったとは思えない」「同じ穴の“タヌキ”ではないか」と猛批判。辻元清美参院議員も「裏金王のような萩生田さんが(小池を)陰でコソコソ応援している」と指摘していた。いわゆる「萩生田百合子」作戦だが、約1000人の聴衆の受けは上々だった。
さらに、安住淳国対委員長や山井和則衆院議員など、多くの国会議員が駆け付け、総力戦の様相である。陣営幹部は「いいムードになっている」と言った。
最後の最後まで何が起きるか分からない。少なくとも、裏金自民と同じ穴の“タヌキ”の小池知事に圧勝は無理そうだ。
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東京都知事選が最終盤に差し掛かり、どこかシラけたムードが漂う小池知事の街宣に比べ、蓮舫氏とその支援者たちの熱気の方が、ハッキリ言って五十歩も百歩も勝る。とはいえ、主要マスコミの中盤情勢の調査結果はおおむね、小池「一歩リード」。終盤にかけ蓮舫氏に逆転の目は?
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