人間の決断回数は1日35,000回! 悩ましい「決断疲れ」の最終兵器は猫ちゃんかもしれない

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コクハク

決断疲れってどんな症状?

「今日のランチはどこに行こうかな?」「仕事も疲れてきたし、カフェにコーヒーでも買いに行こうかな? それとももう一踏ん張りしようかな?」こんな風に、私たちは常に頭の中で色々なことを考えていますよね。
 この決断を重ねていくうちに、人間は「決断疲れ」を感じてしまうのをご存じでしょうか。

 夕方ごろになると、頭がボーッとしたり集中力が低下したり、全てにおいてやる気が無くなったりしませんか? それはもしかしたら決断疲れが原因かもしれません。

 人間は1日で約35,000回決断をしているというデータも。仕事の新プロジェクトの会議や高額なお金が動く商談といった重要なシーンでの決断だけでなく、「今日はどんな服を着ようかな?」「どのYouTube動画を見ようかな?」など日常のささいな決断でも脳は頑張っているんです。

 人間はこの決断の回数を重ねれば重ねるほど、疲れを感じるといわれています。これが決断疲れです。

 決断疲れが出てくると、ボーッとしたり無気力になったり、間違った決断をしてしまったりします。

決断疲れの予防策

 決断疲れを起こさないためには、どのような対策があるのでしょうか。最近仕事にで集中できないという方は、要チェック!

1. ルーティン化をする

 決断疲れを予防するためにスティーブ・ジョブズが毎日同じ服装をしていたというのは、有名な話ですね。

 生活の中で頭を使わずにルーティーン化できるところを増やせば、決断疲れを防げるというワケ。

 ちょっとしたことをルーティン化することから始めるのがおすすめです。たとえば、毎日仕事で疲れてくる午後に「カフェにコーヒーを買いに行こうかな? このまま仕事しようかな」と悩むことが多いのであれば、「午後3時になったらカフェでひと休憩挟む」と決めておけばいいんです。

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2. 朝に1日の計画を立てる

 朝一番で1日の計画をたてておけば、「次は何しよう?」と考えなくて済みますよね。

 また、決断疲れの症状は午後に出てくるので、大切な仕事や用事は午前中に終わらせるよう計画をたてておくのが吉。

3. 部屋を綺麗に片付けておく

 部屋やデスクが散らかっていると、その分誘惑も多くなります。たとえば仕事するデスクにゲームが置いてあれば、「仕事も飽きたしゲームしちゃおうかな? いや我慢する?」と考え始めてしまいますよね。

 やるにせよやらないにせよ、「ゲームをするかどうか」を悩んで決断を迫られます。

 決断疲れを予防するためにも、部屋やデスクはスッキリさせておきましょう。決断疲れを無くすために、ミニマリストになる方も多いんだとか。

決断疲れの対処法

 最後に、決断疲れを感じたときの対処法を紹介します。

1. 仮眠をとる

「1時間の昼寝は夜の睡眠3時間分にあたる」という説もあるように、日中の仮眠は頭を休めるのに効果絶大。決断疲れを感じたら、仮眠を取って脳を休めてみて。脳がスッキリして、集中力も戻るはずです。

2. 軽く体を動かす

 運動は、体だけでなく脳にとっても良い影響を与えることが近年わかってきています。決断疲れを感じたら、軽くストレッチをしたり、外を散歩したりしてみるのもおすすめ。

3. その場を離れる
「目の前のことを決断しなくてはいけないのに、何だかどうでもよくなってきた…」これも決断疲れのサインです。そのまま決断したところで、間違った選択をしてしまう可能性も。

 そんなときは、一度その場を離れて他のことをしてみて。他のことをして決断しなくてはならないことを一度忘れ、改めて考えることで、正しい決断に近づけるはず。

4. 猫吸いをする

 人間に癒しを与えてくれるものといえば何でしょうか? そうですね、猫です♡ 。決断疲れを感じたときは、猫ちゃん協力のもと猫吸いをさせてもらえばリラックスして脳も休まりますよ。

決断疲れを防止して躍動的な1日を過ごそう

 ネットやSNSの普及で情報に溢れている現代は、決断疲れを感じやすい環境です。

 決断の回数はちょっとした工夫で減らすことができるので、決断疲れを防止して1日じゅうクリアな思考で過ごせるようにしましょう。

(コクハク編集部)

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