右半身だけでほふく前進して玄関へ…ツートン青木さん脳梗塞を語る

公開日: 更新日:

ツートン青木さん(ものまね芸人/65歳)=脳梗塞

 今も左半身にしびれが残って、月水金はリハビリ、火木土はマッサージの担当の方に来てもらっています。歩けるようにはなったけれど、たまに東京に出てくると、みんな足早で嫌になります。腰の曲がったおばあさんなら同じくらいのペースで歩けるかな、と思っていたら、ぐんぐん距離を離されてしまって……寂しい話です。

 2021年12月、母親のお葬式の翌朝、自宅で倒れました。前日たくさんお酒を飲んで、そのままソファで寝てしまい、朝寒くて目が覚めました。異変があったのはトイレを済ませてソファに戻ってきてからです。何か変だと思って一度立ち上がって座り直そうとしたら、床にゴロンと転がってしまったのです。

 とっさに頭に浮かんだのは、自分が17歳のときに脳卒中で倒れてそのまま植物状態になってしまった父親のことでした。「あ、自分にもきちゃったな」と思いました。体を触ってみると、手も足も顔も左側が麻痺して感覚がありません。

 口の中も半分しびれている状態で、幸いにも手元にあったスマホで119番に連絡しました。状況を説明すると、最後に「ドアの鍵は開いていますか?」と聞かれたので「いいえ」と答えると、「場合によってはドアを壊すかもしれません」と言われて動揺しました。じつはうちの玄関ドア、大きな観音開きでちょっと値が張るんです(笑)。だから玄関を壊されたら大変だと思って、待っている間、そればっかり気になりました。

 結局、右半身だけでほふく前進して玄関まで行き、必死で上半身を伸ばして鍵を開けました。ものすごい力が出ましたね。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本の「お家芸」はなぜ大惨敗だった?競泳&バドミントンは復権どころかさらなる凋落危機

  2. 2

    大谷へロバーツ監督が苦言「得点機にスイングが大きい」がトンチンカンなワケ

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    吉永小百合(6)「デスク、大変です。吉永小百合と岡田太郎ディレクターが結婚します」会員限定記事

  5. 5

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  1. 6

    中丸雄一「まじっすか不倫」で謹慎!なぜ芸能人は“アパホテル”が好きなのか…密会で利用する4つの理由

  2. 7

    選手村は乱交の温床、衝撃の体験談…今大会コンドーム配布予定数は男性用20万個、女性用2万個!

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    和田アキ子に求められるTVからの“自主退場”…北口榛花を「トド」呼ばわり大炎上鎮火せず

  5. 10

    大谷の「世界一&三冠王」に黄信号…2位とのゲーム差みるみる縮まり、自身の打率も急降下