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髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

「辞職してすべて終わり」が正義なのか? 斎藤元彦・兵庫県知事の選択が焦点に

公開日: 更新日:

 斎藤知事がどのような選択をするのかが焦点ですが、私はとことんやってほしいと思っています。“責任をとる”ということは、問題を起こした本人が潔く辞職することに尽きるのか。

 大事なことは、知事の進退に関し県民がどう思っているのかです。県民の期待と信頼を背負って選ばれた知事ですから、県民の意見を反映させることが本来は望ましいはずです。県議選になれば、その民意が問えると思います。もしかしたら、知事は、パワハラなどの問題に真摯に向き合い、反省し、改善に努めた上で任務を全うしていくことがいいという民意が示されるかもしれません。

 また、パワハラや税金のキックバック問題の事実関係について、百条委員会・第三者委員会で引き続き調査が続けられています。しかし、いまだ真実も結論も出ていません。従って、“知事が辞職してすべて終わり”という幕引きは正義とはいえないのではないでしょうか。

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