「バナナ恐怖症」に苦しむスウェーデン女性閣僚 訪問先や会議主催者との事前連絡は密に…
「恐怖症」にもいろいろあるが、スウェーデンのポリーナ・ブランドバーグ男女平等・労働政策担当相(41)は「バナナ恐怖症」に苦しんでいるそうで、本国以外に欧米でも報じられ、注目を集めている。
ブランドバーグ大臣は2020年、ツイッター(現X)に自身のバナナ恐怖症について投稿し、「世界で最も奇妙な恐怖症」と表現。後に投稿を削除したが、最近になって同国の夕刊紙「エクスプレッセン」が、強烈なバナナ嫌悪と恐怖を記した彼女の複数のメールを報じたことがきっかけで再び話題になっている。
バナナ恐怖症はジョークや笑い話ではなく、視覚や嗅覚に対するバナナの刺激で不安や吐き気を引き起こす正真正銘の恐怖症だ。原因の特定は難しいが、専門家によると幼少期に原因があることが多いそうだ。
ブランドバーグ大臣のスタッフは、彼女がバナナと接触しないよう徹底的な対策を講じているそうで、訪問予定先の場所や会議の主催者に事前連絡を行い、「バナナがないこと」を確認し、不意にバナナが現れる事態を防いでいるという。
報道を受けて、ブランドバーグ大臣はバナナ恐怖症について、自身にとって深刻な問題であり、近く専門家の診察を受ける予定であることを認めた。