スーパー居座りクマ“3日がかり捕獲”の一部始終…「都度対応するしかない」秋田市の苦悩
しかし、わなを設置して以降もクマは一向に捕獲できず。そのため、店内にドローンを飛ばし、状況確認をしたという。
「わなには動くものに反応するカメラが設置してあって、クマが捕獲されると画像を通じて分かるようになっています。ですが、画像ではクマが確認できず、ドローンの調査でも店内にクマの姿は確認できませんでした。そのため、入り口付近に仕掛けたわなをクマが潜んでいる可能性が高いバックヤードに移動させました」(同前)
通報から2日近く経過した2日午前4時15分ごろ、ようやくクマを捕獲。近隣住民らは安堵の声に包まれた。
■「市内をオリで囲むわけにもいかず…」
「県の管理計画で来年の3月31日までに捕獲したクマは森に返す“学習放獣”があります。しかし、今回捕獲したクマは再被害を防ぐためにも駆除の方針です(2日に殺処分済み)。今回も事前に目撃情報があったので市街地の外にわなを仕掛けたのですが、捕獲できませんでした。そうした事前の対策は講じていますが、市内をオリで囲むわけにもいかず、都度対応していくしかありません」(同前)